(一財)仲田育成事業財団

ご挨拶・経歴

理事長 ご挨拶

当財団は、韮崎市の出身で青雲の志を胸に上京し、苦学して資格を取得し、東京で税理士として活躍していた故仲田貞次(なかだていじ)氏が、青少年の人材育成と故郷山梨の発展向上に寄与する事業に助成する為に私財をすべて提供し、それら事業を目的とする公益法人を故郷韮崎市に設立する遺言を残し、その遺志を受けて平成3年に基金約6億円で設立されました。

爾来当財団は、設立23年間にわたり当財団の目的事業の活動を行って参りましたが、この間の日本の経済の状況が大きく変わり、金利等の低迷により、このままでは故仲田貞次氏の遺志を実現することは難しいとの意見が出て、慎重に議論を重ねた結果、法人法の改正に伴い、事務所の移転を含む事務所経費を削減した上で、公益法人から一般財団法人として改組し、青少年の人材育成のための奨学金事業とともに、山梨の発展向上に寄与する事業に積極的に助成を行おうという運びになりました。

格差社会が進行するなかで、日本の将来に対して不透明なこの時期に、組織の一新とともに故仲田翁の遺志を再確認し実現すべく、青少年の人材育成ならびに地元山梨の芸術、文化、スポーツ等の分野に対する助成を通じて、郷土山梨の発展に寄与したいと考えております。

尚、この時期に当財団の存在や活動を広く広報し、大学等の関係諸機関とも連携して当財団の活動を積極的に推進していくことを決めました。

一般財団法人仲田育成事業財団

理事長 古井明男


故・仲田貞次 経歴

nakadasadatugu

仲田育成事業財団の設立者である「仲田貞次」(なかだていじ)は、明治34年に韮崎に生まれ、16歳で上京、苦学の末中央大学を卒業し、計理士・税理士・司法書士として活躍しました。また、証券業などで実業家としても成功、その広い業績は後に認められるところになり、昭和54年に黄綬褒章も授与されております。

晩年、郷土山梨の豊かな発展向上を願い、よく学び働いた80余年の人生を全うし、次代の人材育成のためにその私財の大半を提供する遺言をなし、この氏の遺志により、平成3年6月財団法人仲田育成事業財団が設立されました。